県内JAの話題

長野県農業大学校生が池田町などで農業研修 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 13, 2026, 1:00:00 AM

長野市松代町の県農業大学校の学生7人が、大北地域の農家や農業法人で農業研修に取り組んでいる。研修は7月16日まで行われる。池田町の農家では2人、白馬村の2農業法人では5人の学生を受け入れ、農業現場で実践的な技術や経営について学んでいる。
このうち池田町の農家・薄井宝永さん(80)のもとでは、総合農学科農業経営コース1年生の等々力遼さん(20)と羽生雄彦さん(18)が、水稲管理のほか中玉トマトなどの栽培管理を実習した。水稲ほ場では、機械を使った畔草の刈り取りや、ハウス内で栽培する中玉トマトの栽培管理などを体験し、作業の手順や栽培のポイントを学ぶとともに、農業経営の考え方についても理解を深めている。
研修は、県内の先進的な農業経営体現場での農作業の実践を通じて栽培技術や経営感覚を身に付け、将来の就農や地域農業を担う人材の育成を目的として実施されている。
受け入れ農家で宝永さんの長男の大地さん(38)は自身も農大出身。水稲25ヘクタール、中玉トマト15アール、白ネギ15アールを共同経営する。「今回初めて学生を受け入れた。自分も農業大学出身で、こうした実習も体験してきたことから、学生の気持ちは分かる。経営規模や農家によって実習内容はそれぞれ違うと思うが、いい経験になるのではないか」と話し、自ら苦労した体験をもとに「同じ事は経験させたくない。作業をやらせすぎず、無理させない気配りも大切」と学生に接する。
等々力さんは安曇野市出身。実家は水稲農家。自営の農家を継承していく考えだ。「水田の畔草刈にスパイダーモア(自走式草刈機)を初めて使った。斜面の刈り取りは扱いに苦労した。体験して学んだことを今後の就農に生かしていきたい」。 羽生さんも松川町出身で実家が兼業農家。水稲のほか、ナシや野菜を栽培する。「研修は大変だが、楽しく学んでいる。座学よりは学ぶことが多い。農家に住み込みでの体験はなかなかできない。普通に楽しい」と笑顔で話す。受入農家の薄井さんにも「優しく様々な事を教えてもらっている」と口をそろえる。
学生と農家の受け入れを仲介した北アルプス農業農村支援センター技術経営普及課では「実家の農家を継承する学生、非農家から農業法人へ就職希望する学生もいる。実習を通して実際の農家の高度な技術を学んでもらえれば」と期待を寄せる。
学生たちは今後8月24日から9月17日まで同じ農家で後期の実習を行い、高度な実践技術や経営に触れ、農村・農業に対する理解を深めていく。