JAみなみ信州野菜部会ピーマン専門部は6月22日、飯田市の同JA本所で生産者21人とJA職員、出荷メイン市場の(株)R&Cながの青果担当者が参加し、パプリカ出荷説明会を開いた。今シーズンの出荷に向け出荷規格や今後の管理、販売方針を確認した。同JAは県内JA出荷数量約6割のシェアを占めるパプリカのトップ産地。全国的に輸入品が多い中、国産品への需要が高くあることから、同JAは生産と販売が連携して生産振興に取り組んでいる。今年度販売金額1億3,000万円(前年度比8増%)、取扱数量220トン(前年度比10%増)を見込み、県内・中京・関西方面へ出荷する。
この日は同JA営農部農産課パプリカチーフの大澤健太郎技術員が現物を見せながら出荷規格を説明。生産者らは見本を手にとりながら出荷基準を確認した。生産者の竹村慈宏さん(飯田市・44)は「栽培をはじめて10年目。昨年よりも今年と取り組んでいる。夏場の生理障害を注視して、より良いパプリカをつくりたい」と話した。
同JAのパプリカは、温暖な気候を生かし競合産地の出荷が少なくなる夏から秋にかけた長期出荷が強み。メインの通常規格のほかに小玉・袋詰め・緑とアイテム数も多い。今シーズンは量販店のPB商品としての取り扱いに向け販売強化に取り組んでいる。同JA営農部販売課の壬生堅太担当は「県内を中心に量販店での売り場がしっかりと確保できている。産地づくりとともに、安定した収入を得られる販売に努める」と話した。
今年は昨年に比べ5月以降の気温が低く収穫開始が1週間ほど遅れている。パプリカは果型が重要なことから、同JAでは開花期からの適切な着果管理を呼び掛けている。今後夏場の高温対策として丁寧な潅水や資材の適切な活用によって収穫量確保ができるよう指導していく。6月2日から始まった出荷は7月中旬から8月上旬をピークに12月まで続く。