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地元の特産品「ブドウ」をもっと知って | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 29, 2026 2:00:00 AM

「地元の特産であるブドウを地域の子どもたちにもっと知ってほしい」。
そんな思いで、行政・JA・生産者が一体となって取り組む、小学生の巨峰栽培体験活動「とうみ巨峰倶楽部」が、今年も6月7日、東御市で始まった。
「とうみ巨峰倶楽部」は、同市で毎年9月に開催する「巨峰の王国まつり」の実行委員会が主催。「巨峰の王国まつり」は、ブドウの収穫期に合わせて同JAの「JAフェスティバル」と同時開催する一大イベントで、毎年県内外から多くの来場者が訪れる。実行委員会は、東御市やJA信州うえだなどで構成している。
同市の巨峰栽培は1956年に始まり、同市の基幹作物として栽培されてきた。近年増えてきたシャインマスカットやナガノパープルなど多様な品種の栽培の基礎となっている。同倶楽部は、次代を担う子どもたちが、地元の特産であるブドウ栽培の礎となった巨峰をはじめ、地域農業について学び、体験する機会として、一昨年から始めた。東御市内の小学生を対象にメンバーを募集し、今年は18人が集まった。
活動は、巨峰の房切り、粒抜き、袋がけ、収穫といった栽培体験から、「巨峰の王国まつり」での販売体験も含めて、10月までに7回行う予定。
栽培体験は、JA信州うえだ東部ぶどう部会のうち若手農業者でつくる「とうみ未来ブドウプロジェクト」のメンバーが協力する。体験ほ場も、同メンバーの若林賢司さんの滋野地区にあるブドウ園を提供している。
第1回目は、房切りを体験した。ブドウの枝が広がる下で、JA営農技術員から東御市でのブドウ栽培の歴史や現在の状況のほか、ブドウの樹を見ながら品種や仕立て方の違いを説明。続いて、今日の作業の理由や方法も説明し、いよいよ実践。子どもたちは、ハサミを手にコンテナケースの上に立ち、若手農業者に教わりながら手を伸ばして房の先端部分3㎝を残して花穂を切り落とした。
子どもたちは、「ブドウは大好きだけど、作る作業は初めて。楽しい!」と笑顔でどんどん作業した。途中、「腕を上げているのがたいへん」との声に、若林さんからすべてのブドウを1房ずつ手作業で行うと聞いた子どもたちは、「果てしない」と園を見回していた。保護者も、「おいしいブドウになるまでに、こんなにたいへんな作業があったとは知らなかった。農家さんに感謝です」と、話した。
若林さんは、「近くにブドウ畑があっても、入ったことのない子どもも増えてきた。地域の理解あっての農業。また、食べてくれる人がいなければ作ることもできない。子どもたちにも保護者の方にも、活動を楽しみながら地域の特産に親近感や関心をもってもらえたら。地元産のブドウをいっぱい食べてほしい」と、笑顔で話した。続けて、「将来ブドウ農家になろうと思ってもらえたら、うれしいですね」と、産地の未来に思いを馳せた。
倶楽部では6月に粒抜き・袋かけを行い、9月に収穫を迎える予定。