JA信州諏訪の主要品目の一つ、ブロッコリーの出荷最盛期が7月上旬から始まる。生産者はほ場の管理や品質確認などを徹底し、良質で市場評価の高いブロッコリーを日々出荷。指定野菜の登録後初の最盛期で、さらなる需要拡大に期待がかかる。
管内は県内有数のブロッコリーの産地。26年度は150人が計170ヘクタールを栽培する。目標は、出荷数量32万ケース(1ケース20玉)と販売金額約9億円の達成。6月中旬には管内6集荷所で日量約2500ケースを集荷し、最盛期は日量5000ケース超えを見込んでいる。
原村の立石祥也さん(30)は茅野市出身で、就農2年目。八ヶ岳中央農業実践大学校を卒業後、23歳から同村のブロッコリー農家の下で働き始めた。栽培の基礎などを学ぶ中、25年に農家のほ場を継いで自身も生産開始。26年は前年から40アール増の約340アールのほ場で、全量を原村営農センターに出荷する。
収穫作業は家族ら4人ほどで毎日、午前4時から開始。6月18日も同じ時間に始め、包丁で株元や外葉を切り取ってコンテナに入れ、出荷用の発泡スチロールに詰めて同センターへ運んだ。初出荷は6月9日で、10月末まで毎日生産。同センターでは職員が氷詰めをし、鮮度を保ったまま全国各地に輸送する。
立石さんは「天候に恵まれ、25年度より安定して生産できている。10アールにつき200ケースの出荷を達成したい」と話す。
ブロッコリーは4月、農林水産省が定める指定野菜に52年ぶりに登録された。注目度が高まる中、立石さんは「消費量が上がるのでは」と期待感を示す。「消費者に選んでもらえるよう、質の高いブロッコリーを作り続ける」と意気込んでいる。