JA信州諏訪は2026年度、諏訪地域での大豆活用を推進する「大豆栽培加工セミナー」に参画する。長野県諏訪農業農村支援センターの職員、長野県農村生活マイスター諏訪支部員、JA女性部員、JA管理部協同活動推進課の職員、農業関係者らが参加。初回は6月18日に17人が出席し、富士見町のほ場で大豆の播種を行った。活動を通じて、諏訪地域での国産大豆の栽培、活用推進につなげていく。
同支援センターが主催し、同支部の共催で行う全3回のセミナー。同支援センターによると、近年国産大豆の需要は高まり、農林水産省でも国産の大豆生産を推進している。一方で諏訪地域での作付けは少ないことから、地域の農業・農村に関わる女性が大豆の栽培と加工方法を学び、地域内の大豆活用を広めることを目的にしている。JAの参画は3年目で、更なる取り組みの定着を図る。
今年度は、昨年度まで行っていた茅野市のほ場から変更して実施。標高600~900メートルが推奨されている大豆「ナカセンナリ」を使い、1100メートルを超える地域での生育状況を見て諏訪地域の各地で栽培できるか検証する。
この日は県内で多くの農家が生産する「ナカセンナリ」を、約8アールのほ場に播種。半分は手作業で行い、参加者は一列に並んで目印に沿って15センチ間隔で種を蒔いた。土壌から3センチ穴を掘り、丁寧に種を蒔いてから優しく土をかぶせた。慣れてくると作業はスムーズに進み、腰をかがんで次々と播種。後半はほ場半分を播種機で蒔き、1時間ほどで終わった。
同支部の池田みかほ支部長は「信州のみそは全国的に評判がいい。みその原料となる大豆の生産で諏訪を盛り上げていければ」と意気込んだ。
JA女性部の高木道子副部長は「セミナーに参加した女性部員から、貴重な諏訪産の大豆の作り方を広めていきたい」と話した。
セミナーは今後、ほ場の草刈りや害虫防除を行い、収穫後は大豆加工業者の工場見学などを予定している。