県内JAの話題

「本所農園」で農産物を栽培 農業スキルアップ・コミュニケーションづくりに一役 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 10, 2026 2:30:00 AM

JA信州諏訪は2026年度、諏訪市の本所の畑「本所農園」で農作物を試験栽培する。農業に詳しいベテラン職員の指導のもと、若手職員が小玉スイカ・トマト・ナス、アジサイ科「ノリウツギ」を定植。農業のスキルアップ・職員間のコミュニケーションの活性化に繋げる。
2025年度、生産者から小玉スイカ「ピノ・ガール」の苗を譲り受けたのがきっかけで、同畑で栽培したところ、たくさん収穫できた。このことから今年度は、市場出荷向けの栽培・管理方法を本格的に学ぶことにした。小玉スイカは、近年の高温下で栽培でき、核家族の増加による需要が見込める。「ピノ・ガール」はJAの栽培推奨品種。
管理部の職員は5月下旬、畑の土を耕して石や雑草を取り除き、肥料を施用。黒マルチを張り、小玉スイカ2株を定植した。葉焼けを防ぐために、わらも敷いた。ベテラン職員が声がけや作業を手助けする姿もあった。
6月8日、小玉スイカを家族で生産・出荷する同部総務課の田中貴美担当から、職員4人が摘心や人工授粉のやり方を教わった。摘心は、親づるの節数が12節になったら行い、生長点を止める。子づるは5~6本ほど残し、孫づるは全て摘み取る。人工授粉は早朝、雄花を摘み取って雌花の中心に付ける。今年は人工授粉に初挑戦し、1株から出荷用3玉を収穫するのが目標とした。
その後、トマトとナスの苗を定植。昨年度から栽培している「ノリウツギ」4株が順調に生育していることも確認した。「ノリウツギ」は諏訪地域が栽培適地で、市場の需要もある。将来的に組合員への栽培提案を目指している品目だ。
同部経理課の福田有希課長代理は「農作業に詳しい先輩職員から直接教わることができる貴重な機会。普段の業務を超えて多くの職員とコミュニケーションがとれるのもうれしく思う。得た知識は、自宅の畑づくりに役立てたい」と話している。