JAあづみと生活協同組合コープながのは、安曇野市堀金で国際協力田の田植え作業を行った。栽培した米を食料不足に苦しむマリ共和国に贈ることで、食料や農業の重要性を広めるとともに、次代を担う子どもたちを中心に、田植えから収穫を行い、農業への理解促進を図る。当JAとコープながのとが、この取り組みを始めて24年目を迎えた。
西アフリカにあるマリ共和国は、日本の3~4倍の面積を持つが、砂漠地帯に覆われ作物の栽培が難しく食料不足が起きている。飢餓に苦しむ同国に栽培した米を送るという国際的な食糧支援活動をJA長野グループで行う。国際協力田で作られ、収穫された米はJA長野中央会を通じ、NGO団体「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」に翌年の1月頃送られ、3月頃にマリ共和国に届けられる。
この日はコープながの組合員とその家族、JA職員ら約35人が参加し約6アールの水田に裸足になりながら手植えをした。田引き縄の目印を目安にしながら苗を2、3本ずつ取り、丁寧に植えていった。
参加者たちからは「農家の皆さんの大変さが身に染みてわかった」、「裸足で田んぼに入り、手植えをするという、普段できない貴重な体験ができた」と笑顔を見せていた。
生活協同組合コープながのの城内亜紀理事は「マリ共和国の人たちの笑顔を思い浮かべ、日々美味しい食事がいただけることに感謝したい」と語った。
JAあづみ農業企画課の原一道主任は「本年は天候にも恵まれ、皆で汗をかきながら楽しく田植えが出来て非常に良かった。農作業を通じてお米のことやアフリカの子供たちについて話し合うきっかけになれば嬉しい」と述べた。
今後は9月中旬に稲刈りとはぜ掛けを、12月初旬に収穫した米を送る発送式が行われる予定だ。