県内JAの話題

アスパラガス共選施設見学 最先端の技術に期待 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 8, 2026 2:00:00 AM

JA上伊那管内では、主力品目のアスパラガスの出荷作業が本格化している。4月28日には、長野県上伊那農業高等学校の施設見学を受け入れた。地元で農業者を目指す人へ、JAの取り組みや最先端の技術を学んでもらい、今後の生産活動につなげることが目的。野菜コースの3年生約20人が、昨年4月に本格稼働した南箕輪村のアスパラガス集出荷貯蔵施設を見学し、上伊那産のアスパラガスの特徴や施設への理解を深めた。
同施設は選別作業の労力軽減を目的に設置され、稼働初年度の出荷数量は全体の6割を超えた。施設内には選別室と冷蔵室を備え、鮮度を保った出荷につなげている。全国で初となる「AI画像処理自動選別機」の導入により等階級ごとの選別が可能になり、1時間当たり約3万本を処理できる。市場からの評価も高く、今後の出荷拡大が期待されている。
当日は、同JA営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長が講師を務め、生徒らは同JAの取り組みや出荷方法を学んだ。上伊那産のアスパラガスは、他産地の春芽の出荷数量が減少する4月から5月に本格出荷できるため、相場が高い傾向にある。さらに夏芽の出荷も可能で、他産地との全国的なリレー出荷にも対応している。見学では、選別室や冷蔵室に入り、新鮮なアスパラガスが迅速に選別される様子を視察した。
同校は、日頃の授業で栽培から販売までの流れを学んでいる。見学した生徒は「普段は手作業のため、とても便利で魅力的な機械だ」と話した。
青木千春教諭は「地元の主力品目であるアスパラガスの施設を見学でき、生徒にとって貴重な経験になった。今回の見学を通じ、農業に携わる人が増えたら嬉しい」と期待を寄せた。
同JA野菜部会アスパラガス専門部では、アスパラガスの生産拡大に取り組み、販売高10億円を目指す。