JA上伊那は4月25日、管内の小学生を対象とする食農体験教室「あぐりスクール」の第21期が開校した。今期は小学3~6年生を中心とする46人が参加。12月まで計9回の授業で、農作物の栽培や収穫を通して「農」と「食」への関心を高め、郷土料理やしめ飾り作りで「地元文化」に対する理解を深める。また今期は、特別授業として10月に開く同JAの合併30周年記念イベントで、収穫した野菜などを販売する授業も計画し販売の楽しさにも触れる予定だ。
同スクールのキャッチフレーズは「『いただきます』の向こう側へ」。食の背景にある農業を知り、感謝の気持ちを込めた「いただきます」が言える子に育ってほしいとの思いが込められている。2006年に始まり、これまでに参加した人数は1400人を超える。
この日、伊那市の株式会社JA菜園で1回目の授業が開かれた。JA組合長で同スクールの西村篝校長は「私たちは生産者が育ててくれたものを食べて『生きている』。感謝の気持ちを持って1日3食しっかり食べ、元気な身体を作ってほしい」と呼びかけた。
最初の授業ではブロッコリー苗の植え付けやアスパラガスの収穫を体験。同社員やJA職員に植え付けや収穫の注意点を教わりながら、一生懸命取り組んだ。
また今年、ブロッコリーが国の指定野菜に追加されたことを受け、作業後には全ての指定野菜を答えるクイズ大会を開催。友達と相談しながら全国で消費量が多そうな野菜を考え、楽しみながら学びを深めた。
授業の最後には、丸ごと焼いたアスパラガスを塩のみで味わい、素材本来のおいしさを楽しんだ。
参加した児童は「参加するのは今年で3年目。アスパラガスが苦手で、昨年は食べられなかったけど、今年は1本食べきることができた」と嬉しそうに話した。