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「市田柿」海外輸出量過去最高更新 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 23, 2026 1:00:00 AM

JAみなみ信州は2025年度「市田柿」の海外輸出取扱数量が115.7トン(計画比4.2%増、昨年度比13.2%増)、販売実績約2億9,691万円(計画比6%増、前年度比11.8%増)となり過去最高を更新した。原料柿の収穫開始時期が遅れ、出荷初期は例年に比べて少量からのスタートとなったが12月中旬以降は潤沢に出荷し、受注に対して欠品することなく供給できた。また海外で需要の高い2L比率が過去5年平均と比べて113%と高かった。2026年度は市田柿輸出量120トン、輸出金額3億1,000万円を目指し、「市田柿」のシーズンを通した価格の安定に引き続き取り組んでいく。
昨年12月中旬から始まった輸出は2月27日まで行い、賞味期限の4月20日を前に完売したという。今シーズンの春節は2月17日と遅い中、計画的な出荷ができ、春節後も販売が定着してきている。メイン輸出先の台湾に向けて事前の販売提案により幅広い展開で販売ができており、さらなる売り場拡大の可能性がある。
今後は台湾以外の輸出国の確保が課題であるとして2025年度、農水省の大規模輸出産地モデル形成等支援事業を活用し、①輸出向けの生産量を確保するため管内で4,000㎡を整備②輸送コスト削減に向け産地で輸出用荷造りを行う「産地バンニング試験」実施③販路拡大を目指したタイでの市場調査を実施した。また海外GI、モンドセレクションなどを活用し「市田柿」の海外でのブランド力・認知度向上に努める。
同JA営農部販売課の伊藤謙三主任は「安定した価格確保のため、正確な産地情報の発信が非常に重要。東南アジアでは“中国産が当たり前”の認識の中、市田柿を売り込み、さらなる販路拡大に取り組み生産者手取り向上に努める」と話した。