県内JAの話題

ブドウ剪定講習会 樹体管理を徹底して品質向上目指す | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 13, 2026 3:30:00 AM

上伊那管内では昼夜の寒暖差を活かして、糖度の高いブドウを生産している。近年ブドウの需要は上昇傾向で、管内の新規生産者は増加している。JA上伊那果樹部会ぶどう専門部は、2026年産の栽培が始まるこの時期に講習会を開き、栽培管理の重要性を再確認して情報を共有することでブドウの品質向上を目指す。
25年産のブドウは、高温や干ばつの影響で露地栽培ではこれまでほとんど見られなかったダニが発生した。しかし、適期の薬剤散布に努めて病害の発生を抑制したことで糖度が高い仕上がりとなり、高単価で推移した。26年度はダニの発生抑制のため、新しい農薬の散布を試験的に行う方針だ。
講習会は2月2日~6日の計5日間、管内12園地で開いた。5日に箕輪町の農産物直売所「雅秋園」で開かれた講習会には生産者15人が出席し、JA担当職員が剪定作業を実演した。管内で主流となっている栽培方法「短梢剪定」では、剪定する木の量が多く樹勢のコントロールが困難なため、成木後の品質維持が課題となっている。JA担当職員は「樹冠の面積を確保することがポイントだ」と説明し、剪定する位置を確認しながら側枝を切った。また、発芽率を向上させるため、木が水分を吸収する前に芽傷処理を行うよう呼びかけ、樹体管理の重要性を伝えた。
同園の浦野崇さん(53)は「樹勢が強すぎると栽培管理への負担が多くなり、糖度も停滞してしまう。例年通り、基本の栽培管理に努めて品質向上を目指したい」と意気込んだ。