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苗供給先の生産者が初めて訪問 トルコギキョウの播種作業を体験 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 10, 2026 2:00:00 AM

伊那市の農事組合法人いなアグリバレーは1月27日、トルコギキョウ苗の供給先である北海道の花き生産者、桂真由美さん(64)の視察・体験を受け入れた。同法人で供給先の生産者を受け入れるのは初めて。苗の生産過程や他地域の栽培管理などの情報を共有することで、花き産業全体のさらなる向上を目指す。
同法人ではJA上伊那管内のトルコギキョウ生産者が組合員となり、管内全量を共同で播種作業する。品質の良い苗を安価に用意でき、生産者同士の情報交換や交流を深める場となっている。苗は管内を中心に県内JAや北海道などの生産者に供給されている。
トルコギキョウは同JAの主力品目の一つ。管内で育種したオリジナル品種が特徴で、出荷量全体の85%以上を占める。さまざまな花色や花型があることから、葬儀や婚礼などに幅広く使われ、市場からの需要も高い。
この日、桂さんは専用の機械を使う播種作業や育苗ハウスを視察し、種を播いたプラグトレイを育苗ハウスに並べる作業を手伝った。その後、管内生産者に教わりながら手作業の播種作業を体験。育苗や栽培管理、効率の良い作業方法などの情報を交わしながら、自身に供給されるプラグトレイに丁寧に種をまいた。
同日には、管内の花き生産者の圃場を訪れ、栽培管理の要点や工夫点などを学んだ。
桂さんは「アグリバレーの苗は品質が良く大きさもそろっているため、定植作業がしやすい。自分がまいた種が苗として届くのが楽しみ」と話し、「花の先進地である上伊那の丁寧な作業を見ることができて、いい刺激になった。上手くなるには上手い人の真似をするのが大事。栽培環境は違うが勉強したことを取り入れていきたい」と意気込んだ。
同JA担当者は「JA担当者が供給先を訪れて生産者と対話することはあるが、視察に来てもらったことで生産者同士の交流もできてよかった。これからも積極的に受け入れていきたい」と話した。