JAあづみと安曇野市農業委員会は、1月19日から22日の4日間、農地の貸借や売買、耕作放棄地対策などに関する悩みや疑問に応える「農地相談会」を初めて開いた。
相談会は豊科、穂高、三郷、堀金の4地域で実施。どの地域でも「農地が荒廃しつつあり管理に困っている」「後継者がいないため今後どうしたらいいかわからない」といった相談が多く寄せられた。参加者の多くは市農業委員会が「農地の売りたい・貸したい」等の情報をホームページなどに掲載している「農地情報公開台帳」に土地情報を登録申請し具体的な相談に繋げた。
同JAは、2022年に実施した次世代総点検の結果を踏まえ、地区担当理事や大規模生産者らをメンバーに本年度「地域農業振興ビジョン実践プロジェクト」を設置。地域別に課題を解決しながら、今後の農業生産基盤の維持・発展に向けた対策が最優先であると考えた。
今回の取り組みでは、市が作成した目標地図を実際に見ながら農地利用の姿を見える化し農地の集約や次世代への円滑な継承を目指す。地図は離農予定=ピンク、75歳以上の担い手=黄色といったように番地ごとに色分けされていて将来の農地情報を可視化できるようになっている。将来的には耕作放棄地となる恐れのある黄色(離農予定)やピンク(75歳以上の担い手)の区分の減少を安曇野市やJA、大規模生産者らを中心に目指していく方向だ。
営農経済事業部農業企画課の吉澤大和課長は「今回、初の試みであったが予想を上回る多くの相談者が来場され改めて定期的な相談の場の必要性を感じた。今回の反省点、改善点を農業委員会と共有しJA,行政それぞれの強みを活かし今後も連携しながら積極的な農地の利用調整を図っていきたい」と述べた。