JA上伊那が開く食農体験教室「第20期あぐりスクール」が12月20日、閉校した。今期は管内の小学3~6年生を中心とする50人が参加。水田や畑などの授業を通して「農」と「食」を学んだ。この日は、最後の授業と閉校式が伊那市のJA本所で開かれた。
今期は4月から計9回の授業を実施。JAの主力品目である米やアスパラガス、ブロッコリーなどの定植や収穫体験、畑での採れたて野菜の試食、郷土料理である五平餅づくりに挑戦するなど、農と食について学習した。また今年は、育てたサツマイモを11月に開かれたJA上伊那まつり本所会場で販売し、消費者に届くまでの過程を学んだ。
最後の授業では保護者ら家族も参加して、しめ飾り作りに挑戦。児童は縄を綯うのに苦戦しながらも地元の協力講師に教わり、しめ飾りを完成させた。
その後、杵と臼を使った餅つきを体験し、掛け声をかけ合いながらみんなで協力して、約6升の餅をついた。完成した餅は、一口大に丸めてゴマときな粉ををまぶし、パックに詰めてそれぞれ家に持ち帰って味わった。
閉校式では、JAの組合長でもある西村篝校長が各クラスの代表者へ終了証書を授与し、「皆さんの成長したたくましい顔を見ることができてうれしい。これからも1日3食きちんと食べて元気に楽しく過ごしてほしい」と呼びかけた。
同スクールのキャッチフレーズは「『いただきます』の向こう側へ」。食の背景にある農業を知り、感謝の気持ちを込めた『いただきます』が言える子に育ってほしいとの願いが込められている。2006年に始まり、これまでに参加した児童は1400人以上で、卒業生がJAで活躍するなど着実に成果が表れている。