ＪＡみなみ信州は２日、東京都大田区の東京都中央卸売市場太田市場と大阪府大阪市の大阪市中央卸売市場本場で、南信州特産「市田柿」の出荷開始にあわせトップセールを行った。１１月２４日からいよいよ今シーズンの出荷が始まり、東京では同ＪＡの中村彰組合長と同ＪＡ柿部会の熊谷正紀副部会長が、大阪では同ＪＡの塩澤昇常務と同ＪＡ柿部会の松澤正芳部会長らが法被を着て並び、仲卸業者や買参人を前に今年の市田柿をＰＲした。
中村組合長は「今年は天候に恵まれ、生産者による活気ある加工作業によって高品質な市田柿が出来上がっています。年内需要にしっかりと応えられる生産・出荷に努める。自信を持って売り込んでいただきたい」とＰＲした。トップセールの後にはできたばかりの市田柿個包装を手渡し、市場関係者らは今年の市田柿の味を確かめた。
前日の１日には東京都の東京青果（株）など主要５社、愛知県の名古屋青果（株）とセントライ青果（株）で市田柿出荷推進会議を開いた。生産状況や販売対策、競合産地の情報を共有して意見交換を行い、最需要期である年末年始の売り込みを強化し産地と市場が協力していくことを確認した。