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市田柿出荷開始 甘く高品質な仕上がり | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 25, 2025 1:00:00 AM

JAみなみ信州は24日、豊丘村の同JA総合集荷販売センターで特産「市田柿」の出荷を始めた。10月27日頃から始まった収穫・加工作業は順調に進んでおり、今年は特に糖度の高い高品質な市田柿に仕上がっている。この日は390箱(1箱5.1kg)を集荷し、検査員が格付けと検品作業を行い東京、横浜、名古屋、大阪の市場へ出荷した。
今年は夏場の高温干ばつ等の気候変動の中でも大玉で十分な着果量の原料柿を確保できた。軟化による収穫前後のロスがあったものの加工作業は順調に進んでおり、今年の出荷量は昨年を上回る1,120トン(前年比105%)を見込んでいる。出荷ピークは最需要期となる12月下旬を予定し、年内出荷比率は57%を見込む。年明けから行う輸出の主な出荷先である中華圏の春節が2月14日と例年より遅いが、同JAでは1月20日頃までに出荷するよう集荷対策を強化する。
同JA営農部果実柿課の米山直樹係長は「生産者の皆さんは手間をかけ丁寧な作業で高品質な市田柿生産に励んでくれている。生産者の皆さんと一緒になって最後のひとつまでしっかりと加工し出荷していく。丹精込められた市田柿を年末年始だけでなくできるだけ長く味ってもらいたい」と話した。
今後出荷が本格化し、12月上旬から2月末まで全国で市田柿が販売される予定。