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JAと共済連長野が地域貢献活動 富士見高校にバックフォーを寄贈 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 20, 2025 1:30:00 AM

JA信州諏訪とJA共済連長野は11月18日、地域貢献活動の一環として、富士見町の富士見高校にバックフォーを寄贈した。農作業事故の防止が目的のVRを活用した体験学習も実施。農業を学ぶ生徒が安全かつ実践的に技術を習得できる環境づくりを支援していく。
この取組みは2025年度から2027年度、長野県の農業カリキュラムを実施している県立高校11校を対象に実施予定。初年度の今年度は、同校と佐久平総合技術高校・須坂創成高校で行う。
この日は、園芸科2年生27人が出席した。VR体験学習では、JA共済連長野管理部企画管理課の豊原慎司担当が、農作業事故は年間で約7万件起きていることを説明。生徒はVRゴーグルを交代で装着し、さまざまな農作業事故を疑似体験した。刈払機での事例は、作業者に突然近づいたため、刃に接触して負傷。作業者に後ろから近づかないことや、離れた場所から合図を送ることなどを学んだ。
小林亜莉紗さん(16)は「VR映像は臨場感があり、事故の場面では驚いてしまった。農業機械の扱いは危険と隣り合わせなので学んだことを活かし、注意したい」と話した。
バックフォーの寄贈式は、JAの小平淳組合長ほか役職員、JA共済連長野の関係者計9人と生徒・教員が出席した。JA富士見町農機センターの木下光係長が、コマツ「PC20MR―3」の性能を説明し、試運転を披露した。
同科では、バックフォーを運転する資格取得のための授業がある。これまではレンタル機を使用しており、実習期間が限られていたため、今回の寄贈は「とてもありがたい」(同科教員)という。たい肥のかき混ぜや、水路にたまった泥上げ作業などにも活用する。
生徒代表の御園絢音農業クラブ副会長(16)は「先生の指導のもと、けがのないよう安全に使用したい。温かい気持ちを励みに学んでいきます」と感謝を述べた。
小平組合長は「農作業事故は絶え間なく発生している。充分に気をつけながら農業機械に慣れてもらいたい。皆さんの中には今後、農業に携わる人もいると思う。今回の寄贈が、将来の仕事に役立てばうれしい」と期待を寄せた。