ＪＡグリーン長野営農販売部は１１月８日、第１回花き栽培セミナーを開いた。花きの栽培を検討している方に向けて、トルコギキョウ等グリーン長野で主力の花きを中心に品目ごと栽培の魅力や実際の栽培の流れについて紹介するセミナー。第１回目はユーカリについて、長野市篠ノ井にあるほ場を見学しながら紹介した。
営農技術員がユーカリは、年間を通じて需要があり、農閑期の収入として勧めており、生産者の収穫の際の手間のかけ方によって出荷できるものが増え、収入も増えると紹介した。また、基本的には永年性であるが、原産地が温かいところの植物なので、標高の高い場所では枯れてしまう場合や、２年目に芽がでないこともあることを伝えた。栽培管理やスケジュールなどを案内し、実際に栽培して出荷をする場合、どれくらいの広さの畑に何本植えるのが理想か、収入や経費について管内農家の事例に基づき説明した。
参加者からは、「防除はいつ頃、何回行うのか」、「いつ頃から収入につながるか」など質問がされた。ぶどうを栽培しているという参加者は、「ユーカリは消毒があまり必要なく、管理が比較的簡単と聞いて参加した。他の品目も気になっている」と話した。営農販売部では、それぞれ花きのアピールできる時期に合わせてセミナー開き、栽培者増加につなげていきたいと考えている。