JA信州諏訪が主催するJAファームカレッジ「盆栽菊教室」は10月30日から作品展示会を茅野市のJAファーム茅野で開いている。入口スペースに展示棚を設置し、受講生11人が1人5点ずつ仕立てた盆栽菊など、約50点の作品を並べた。11月14日まで展示し、個性豊かな作品で来店者の目を楽しませ、新規受講生の確保に繋げる。
同教室は、山梨県北斗市の進藤三郎さんが講師を務める。3月から11月まで、月1・2回の講習を行い、基本の挿し芽の仕立て方から消毒、メンテナンス方法まで、時期に合わせた必要な作業を学ぶ。
今年のテーマは「思いはひとつ」。全員で作品を褒め合い、アドバイスをし合いながら展示会に向けて作品を仕上げた。木に菊を沿わせて仕立てる「木付け」や、根を強調する「根連なり」など、受講生各々が好みの菊を使い、木や石、化粧砂やコケにもこだわった作品が並んだ。
諏訪市の平出岩雄さんは「菊は肥料・水・天候のバランスが難しい。今年は夏が長く、開花が遅い。水の蒸発が早いので、水やりと日よけには例年以上に気を使った。皆で作品の感想を伝え合うのが、とても楽しい」と話した。
岡谷市の濱口ひろ子さんは「並んだ作品を見て興味を持ってもらい、大勢の人が受講してくれたら嬉しい。大歓迎です!」と笑顔を見せた。