小諸市の小諸城址懐古園で11月9日まで第60回東信菊花展が開かれ、県内外の観光客でにぎわっている。菊の愛好家でつくる東信秋香会、小諸商工会議所などが主催。「小諸城址懐古園紅葉まつり」イベントの一つで、園内の特設会場には会員23人が育てた約500点を展示。白や黄色などの鮮やかな大輪を付けた三本仕立ての盆栽を中心に江戸時代に活躍した力士「雷電為右衛門」の菊人形など、趣向を凝らした作品が並んだ。
市内から友人らと訪れた来場者は「10年ぶりに訪れた。年齢を重ねると菊の見方が変わり感性が磨かれる。どれもすばらしい」と話していた。
同会の市川忠蔵さんは「夏の暑さで管理に苦労したが、何とか出品することができた。見事に咲く菊の姿を楽しんでもらいたい」と話した。