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生産者、JA、市場一丸 市田柿販売対策会議 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 23, 2025 1:30:00 AM

JAみなみ信州柿部会とJA、JA長野南信事業所は14日、市田柿の収穫開始を目前に控え飯田市の同JA本所で同部会員、同JA役職員、市場関係者4社、全農長野らおよそ28人が参加し市田柿販売推進会議を開いた。昨年に続き気候変動による難しい加工環境が予想されるものの、原料柿はしっかりと量が確保できている。良質な市田柿の生産と計画的な販売を行うことを確認した。
同部会の松澤正芳部会長は「今年も厳しい生産になることが予想されるが、生産者は良いものを1パックでも多くつくるよう努力する。関係者の皆さまにはしっかりとした価格で販売いただきたい」とあいさつした。
今年度は着色・肥大が順調に進む中、製品の仕上がりに大きく影響する未熟果による品質低下を防ぐため適熟収穫を徹底する。衛生管理に加え、高温多湿に対応するこまめな温湿度管理の徹底も呼び掛けている。販売対策では年末年始の最需要期だけでなく売り先を明確にした販売を実施し、シーズンを通した売り場の確保・推進価格の達成を目指す。年明けからの海外輸出、トレー・化粧箱の多彩なアイテム提案、高品質商品で差別化を図るなど生産者手取りの向上に取り組む。
市場からは「年末の最需要期にしっかりと売り場をつくるためにも、年内出荷量を少しでも増やしててほしい」「2月末までしっかりと販売し生産者の皆さんにお返しするために、品質の良い市田柿をたくさん出荷いただきたい」などの要望があった。
同JAでは市田柿の出荷を11月24日頃から開始し、12月5日頃から全国の売り場に並ぶ予定。出荷ピークは12月下旬~1月上旬を見込んでいる。