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お米ができた! 初めてのバケツ稲づくり、いよいよ収穫 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 29, 2025 4:30:00 AM

JA信州うえだよだくぼ南部地区事業部は4月から、和田児童クラブに通う児童たちと「バケツ稲づくり」に初挑戦してきた。猛暑のなか、児童たちが毎日生育を見守ってきた稲が、いよいよ9月18日、刈り取りを迎えた。
この取り組みは今回が初めてで、子どもたちに食や農業への興味・関心を深めてもらうことが目的。毎日食べている米を、子供たちが自らの手でもみから育て、田植え、収穫と米になるまでの作業を体験することで、育てる楽しさや、命の大切さも知ってもらいたいと企画した。
取り組みの趣旨に、長和町の和田児童クラブが賛同し、クラブに通う児童たち10名が、JAが用意した「バケツ稲づくりセット」を使って、米づくりに初挑戦した。
児童たちは4月、種もみを水に浸し萌芽を確認してから育苗培土へ種まきをした。生長する苗の変化を楽しみながら育苗し、5月に田植えを行った。
その後は毎日観察を続け、8月に出穂を確認すると、「僕の稲にお米が出来てきたよ!」と、児童クラブやJAの職員らにうれしそうに報告。稲は児童たちの世話と応援に応え、8月の干ばつや酷暑にも耐えて、植付から約50日が経った9月18日、見事に黄金色に実った稲穂を付けた。
児童は、JA営農技術員の指導を受けながら、それぞれのバケツの稲を慎重に刈り取った。さらに稲は束ねて、即席のハゼに掛けた。児童たちは、「どのくらいのご飯になるかな」「たくさん食べられると良いな」など、味わうのを楽しみに歓声を上げながら作業していた。
はぜ掛けを終えたら、脱穀やもみすりにも挑戦し、全員で味わう予定だ。