JAあづみは21日、農作業体験を通じて「食」と「農」の大切さを伝える「あぐりキッズスクール(水稲コース)」の2回目を開催した。小学3年生~6年生とその家族38人が参加。黄金色に実った稲を一束ずつ鎌で刈ったり、はぜ掛け作業を体験した。
この日は、安曇野市堀金の広域営農センターでオリエンテーションを行い、同市のコメ農家、青栁聡さんの約30アールの圃場で、5月に植えた「コシヒカリ」を収穫した。
田植えから約4か月間、水管理や草刈りなどの管理作業を行った青栁さんは「農作業体験を通じ、いずれ農業に興味や関心を持ってもらえたら嬉しい」と話した。
田んぼではJA職員が鎌の使い方や稲刈りのポイントを指導。参加者は秋晴れの下、実った稲穂をザクザクと刈り取っていった。刈り取った稲を畦まで運び麻ひもで結び、はぜ掛けをした。
実際に作業を体験した親子は「どの作業も初めてでとても新鮮だった。刈り取ったお米を食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。
営農経済事業部の原一道主任は「田植えから稲刈までを体験することで、お米作りを身近に感じてもらい農業への理解を深めてもらう機会になれば嬉しい」と話した。
収穫した「コシヒカリ」は10月の中旬の修了式で、新米(=5キロ)をプレゼントしたりおにぎりバイキングを行う予定だ。