JA信州諏訪は9月10日、諏訪市のJA本所で、JA女性大学第8期生の入学式を開いた。新入生・在校生、JA職員ら計17人が参加。今期生から初めて、JA利用者専用ウェブサイト「組合員Myページ」を活用し、JAや大学生同士のコミュニケーションツールとして役立てる。初回講座として、各々のスマホに同サイトを登録。共有した集合写真を確認するなど、使用方法を学んだ。
今期の新入生は40~90代までの14人。JA機関誌「月刊JA‘s民」やフェイスブックに入学生の募集案内を掲載し、支所やエーコープにはポスター掲示の協力を依頼。その結果、多くの新入生(前年比12人増)が集まった。
同大学は、JAや協同活動への理解促進、農と地域をともに支えるパートナー意識の醸成、JA運動における地域の女性リーダー育成が目的。1人ひとりのニーズに合わせて無理なく学べるように単位制としている。家の光三誌『家の光』などをテキストに、来年6月まで全9回の講座でJA事業や食と農、手芸や料理などを学ぶ。今年は新たに美容系講座も開く。
学長の小平淳組合長は「1年間健康に留意して、楽しく仲間づくりをしてほしい。また、学んだことは地域に持ち帰って活かしてほしい」とあいさつした。
式後はまず、名札づくりと自己紹介を行った。新入生は「家庭菜園をしているから、農業の基本から学びたい」「趣味を見つけたい」などと話した。
初回講座では全員で「組合員Myページ」を登録。購買明細書や農産物の販売明細・市況が確認できるほか、JAとコミュニケーションが取れるチャット機能を備える。大学では同機能を使い、受講案内や写真の共有など、コミュニケーションツールとして活用する。JA管理部企画管理課の職員が講師を務めた。
新入生の高田由紀子さんは「新しい友達ができ、これからの1年間がすごく楽しみ。地域のボランティア活動に参加しているので、ここで学んだことを活かしたい」と話した。
副学長の藤森洋子女性部長は「コツコツ自分のペースで頑張ってほしい。卒業まで、女子大生の気持ちで楽しく学んで」と笑顔であいさつした。