JA佐久浅間花き専門委員会キク専門部は彼岸向け菊の出荷が本番を迎える。2025年度は、輪菊1.1万本、小菊6千本を目標に掲げ取り組んでいる。
出荷最盛期を前に9月3日、管内3会場で目ぞろえ会を開催し、生産者ら20人が参加した。JA担当者から生育状況や選別の基準、切り前を判断するタイミングなどを説明した。
さく営農センターの櫻井研主査は「盆明けからアブラムシが見られたので選別の際は注意が必要。今年は雨が少なく品種によって丈が短いものが多い。短い丈の規格を活用して出荷してほしい」と話した。
油井進専門部長は「県下トップクラスの産地を継続するため、品質の良いものを出荷していこう」と呼び掛けた。
JAでは、盆用と彼岸用の2つの山に合わせて出荷を行っている。盆用の出荷は、高温の影響で抑制がかかり、雨が少なく昨年と比較して7日から10日程遅れていた。彼岸用は9月20日に合わせて収量を増やし10月末まで主に中京・関西方面に出荷する。