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2024年度JA上伊那営農指導者会議通常総会 情報を共有し意識を統一 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 19, 2025 1:30:00 AM

JA上伊那営農指導者会議は8月5日、2024年度の通常総会を伊那市のJA本所で開いた。JAの西村篝組合長や支所長、営農指導員ら約80人が出席。24年度の活動報告や25年度の活動計画など全4議案を承認した。
同会は営農指導事業に携わる職員の相互研鑚を基本に資質向上を図り、地域農業の発展・活性化を資することが目的。営農指導事業の確立強化や地域農業の振興などに取り組んでいる。
24年度は、春先の凍霜害や夏場の高温の影響で多くの品目で生産量が減少したが、全国的な品薄状況によって高単価で推移し、販売高は前年・計画ともに上回った。
中期3カ年計画の初年度となる25年度は、地域農業の多様な担い手と向き合い、情報を共有化し、担い手と一緒になって農業生産活動に取り組む。あわせて、営農指導員が生産者とJAを結ぶパイプ役となり、農業所得向上や生産拡大、産地形成の提案・実践を図る。
総会後の研修会では、JA営農経済部園芸課で営農アドバイザーを務める沖村俊彦さんが販売事業の基礎を説明。職員はJAが出荷した農産物が消費者に届くまでの流れや、売価設定の仕組みなどを学んだ。
同JAの西村組合長は「近年の新採用職員は営農指導員希望者が多く、上伊那には意識の高い若手生産者が大勢いる。日々の仕事に『感謝』『誇り』『思いやり』を持って取り組んでほしい」と激励した。