JA佐久浅間は8月6日、「欧州系ブドウ大粒品種短梢剪定樹の新梢管理講習会」を佐久市のブドウ栽培実証圃で開催し30人が参加した。
講習会では、シャインマスカットやナガノパープル、クイーンルージュ?の収穫を前に摘心や着果量の見直し、かん水、病害虫防除について学んだ。今年は6月に30度超えの日が12日と例年の2倍で、7月下旬も降水量が0と雨が少なく、暑い日が続いている。そのため、かん水が重要だと説明。一回に多量のかん水は粒が割れるので少量多かん水の徹底を呼びかけた。
指導するJA営農経済部果樹振興センターの柳澤憂呂係は「栽培期間を通して棚下に木漏れ日が入るように収穫まで管理をしてほしい」と話した。
佐久穂町の須田孝幸さんは「ナガノパープルを2本栽培し今年は実をならせ、初めて収穫をする。これからかん水管理を徹底し一房でも多く出荷したい」と話している。
2021年に「ぶどう栽培振興プロジェクト」を発足し4年が経過し昨年は2トンを出荷。25年は5トンの出荷を目指す。