JAグリーン長野は7月16日、長野市篠ノ井のほ場でユーフォルビア管理講習会を開いた。ユーフォルビア・フルゲンスはメキシコ原産で、クリスマスやお正月の花として人気がある。全国的に希少な品目で、当JAが全国一の生産量を誇る。現在は、管内で3人の生産者が栽培しており、11月下旬頃から出荷が予定されている。
講習会には、生産者3人と営農技術員、長野農業農村支援センター職員が参加。生産者のほ場を巡回し、挿し穂苗の活着状況や葉の様子、土壌の状態などを細かく確認した。また、生産者ごとに異なるかん水の頻度や時間、量について聞き取り、最適な管理方法について意見を交わした。加えて、土壌温度や土壌水分をリアルタイムで測定するモニタリングシステムを各ほ場に試験的に設置。土中の水分状況を観測し、最適なかん水頻度を見極めるために活用する。
長野農業農村支援センター職員は、「生育状況やモニタリングデータ、自身の経験をもとにかん水の頻度や量を調整してほしい」と話した。JAは今後も、全国一の産地維持のため、より良い栽培管理方法を探していく考えだ。