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甘さのあるトウモロコシ直売所などへの出荷はじまる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 25, 2025 1:00:00 AM

JA大北管内各地で夏野菜「トウモロコシ」の収穫が始まり、JA直売所などを中心に出荷が本格化している。
トウモロコシは多日照で高温の環境を好むため標高が500メートル以上あり、比較的冷涼気候の同JA管内では、主に大町市や池田町などの南部地域を中心に栽培されている。
このうち池田町の農家有志でつくる「内鎌十日会」(会員26人)は7月20日より収穫作業をはじめた。早朝5時から会員らがほ場に集まり、手作業にて収穫し、形を整えた後、出荷用ケースにトウモロコシをつめていた。同会はことし約56アールの転作田にトウモロコシ「ゴールドラッシュ」を栽培。4月上旬から5月中旬まで、施肥、マルチ掛け、播種などを行い、除草、間引き、灌水などを会員が分担して管理してきた。同会の田中一夫会長は「降雨が少なく高温傾向だったため水管理が大変だったが、品質は良く甘いものができた」と話す。出荷はほ場での販売のほか、JA大北農産物直売所「ええっこの里」、ファミリーマートJA大北会染店JA直売コーナー、道の駅池田などに出荷される。
出荷先のひとつで大町市常盤にある同JA農産物直売所「ええっこの里」の松井功光店長は「同会のトウモロコシは甘味もしっかりありおいしいため人気が高く、入荷すれば1日で売り切れてしまう。」と話す。
同会では出荷のほか池田町観光協会主催の地域夏祭り用に提供するほか、夏休みに入った地元子ども会に向けた収穫体験用に提供する予定。収穫は8月上旬まで続く見込み。