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加工用タマネギ収穫・共選作業がピーク | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 23, 2025 1:00:00 AM

園芸振興作物として大北管内で栽培が行われている加工用タマネギの収穫が6月末から始まり、出荷に向けた共同選果作業が7月7日から大町市平のJA大北南部営農センター中部センターで始まった。
加工用タマネギは約10年前から新たな園芸品目と省力化を視野に入れ、定植から収穫までを機械化する一貫体系栽培として各地での試験栽培を経て、現在は大町市、池田町、松川村、白馬村で16件の法人・個人農家が約4ヘクタールのほ場で栽培をしている。
同JAは昨年から共選作業をJA子会社の(有)大北アグリサポートに委託。各栽培農家は加工用タマネギ用の掘り取り機で収穫された球を専用のフレコンに入れて同センターに運び、昨年から水稲育苗ハウスを活用導入した乾燥施設で乾かしたタマネギを、自動選別機にかけて大きさごとにLから2Lサイズに選別し、出荷用のコンテナに詰める一連の作業を同社員が行う。同JA営農部園芸振興課の和田達哉課長は「今年の生育は順調。乾燥施設を使うことで収穫時に付く濡れた土も乾き選果しやすくなった」。今年度の出荷量は50トンを見込み、主に県内業者に出荷される。作業は8月初旬まで行われる見込み。