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集荷所開き 出荷本格化へ意思統一 順調な生産願い鏡割りも | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 15, 2025 1:30:00 AM

JA信州諏訪諏訪野菜部会は7月4日、諏訪市のJA文出集荷所で「文出集荷所開き」を行った。部会員、市場関係者、JA職員ら計28人が参加。部会の主力品目の1つ、キュウリの査定会も行い、出荷本格化へ意思を統一した。
同部会は2025年度、部会員44名が野菜全体で販売数量5万9700ケース、販売金額8386万円を目指す。
査定会では、JAすわこ営農センターの紺谷柊馬営農指導員が、見本を並べながら出荷規格を説明。鮮度が重要視されるため、当日収穫のものを出荷するよう呼びかけた。
同部会では、生産者18名が210aで栽培。1ケース5kg換算で、販売数量3万1670ケースの目標を掲げている。
出荷は4月から始まり、生産は順調。7月上旬からは露地の出荷も始まる。
愛知県中央青果株式会社の宮本雅之課長は「諏訪のキュウリは高品質安定出荷で、市場にとってなくてはならない位置づけ。冷涼な気候を活かして、潤沢な出荷をお願いしたい」と話した。
集荷所開きでは、鏡割りや懇親会も行い、意見交換しながら親睦を深めた。
小泉克英部会長は「JAからの指導と支援によって、ひと月でも長く収穫し、1箱でも多く出荷したい。毎日本当に暑いが、まずは体調管理をしっかりして、今年1年一緒に頑張っていきましょう」と決意を示した。
JAの小林昇常務理事は「いよいよ野菜の出荷が本格化する。諏訪は夏の野菜栽培に最適で、品質もみずみずしくてすばらしい。農業融資やレンタル事業などを利用いただいて、農業生産維持につなげてほしい。健康に十分注意して生産をお願いしたい」とあいさつした。