JA上伊那青壮年部富県支部は7月3日、伊那市立新山保育園で年少クラスから年長クラスまでの14人とおもちゃカボチャの種と苗の植え付け作業を行った。農業を通じて作る喜びや、食べ物の大切さを学んでもらうことを目的とした食育活動「チャイルドファーム21」運動の一環だ。コロナ禍が明けて活動の幅が広がってきている。
同支部の仲間やJA担当職員など6人が協力。同支部の松田大地支部長らが植え方を説明した。園児らは夏の暑さに負けず、約2アールの圃場に種を蒔いた。また、園児らが6月12日にポリポットに種を蒔いたカボチャは芽を出して苗になり、成長した苗を見て園児らは「おおきくてかわいい」と笑顔を見せた。マルチに空けた穴にポリポットから取り出した苗を植え付けて、交代でじょうろを使って水を撒き「大きくなりますように」と願った。
同JAの理事で同支部の仲間でもある武村善昭理事は「コロナ禍以降今年で2年目になるが、昨年に引き続き楽しんでくれて良かった。現在は新山保育園のみの活動だが、その他の保育園も一緒に、違う野菜や花など様々な品目の栽培にチャレンジしたい」と話した。
今後は同支部の仲間を中心に栽培を管理。10月に園児らと一緒におもちゃカボチャを収穫し、ハロウィンで使用する予定だ。