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新入生へ五平餅贈呈 たくさん食べて元気に育って | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 14, 2025 4:00:00 AM

伊那市で五平餅を製造する株式会社鈴平とJA上伊那、上伊那農政対策委員会は、今年も管内8市町村の小学校の新入生へ、入学祝として上伊那産の米を使った五平餅を贈呈した。郷土食の五平餅を通じた地産地消の促進や地域の文化の伝承、子どもの頃から農や食に触れて食べ物の大切さを学ぶことを目的に毎年行っている。16回目となる今年は、管内32校の新入生1,066人へ、各校の給食に合わせて贈呈した。
同社は2008年から伊那市内の小学校へ五平餅の贈呈を始めた。10年からJAが原料米「コシヒカリ」を提供。JAの提案で12年から上伊那全域の小学校へ範囲を広げ、これまで五平餅の原料として使用された米の量は約11tで、約2万1,100人の新入生へ五平餅を贈呈してきた。
伊那市立西箕輪小学校には7月2日、同社の鈴木良典代表取締役や同JAの笠松悟理事ら5人が訪問。新入生43人へ五平餅を手渡し、給食で児童らと一緒に五平餅を味わった。
鈴木代表取締役は「贈呈会を通じて交流できることは大変ありがたい。給食で五平餅を食べたことを思い出して、大人になっても上伊那の郷土食を楽しんでもらえると嬉しい」と話した。
同JAは今後も同社や同委員会と協力して、上伊那の郷土食を守り、広げていくために活動を続けていく予定だ。