JA信州諏訪の子会社「株式会社あぐりクリエイト信州諏訪」は7月3日から、富士見町のほ場でキャベツの収穫作業を行っている。同町のJA富士見町野菜集荷所から各市場に出荷し、加工用キャベツは諏訪市の加工施設に届けられる。従業員らは一丸となって作業に汗を流し、地域の食を支えている。
同社は遊休農地や耕作放棄地を借り受け、キャベツのほか水稲、ソバを中心に生産。地域の農業生産力の維持に向けて取組んでいる。キャベツは2025年度、ほ場21カ所(計3ヘクタール)を栽培管理する。週5日収穫作業を行い、10月下旬までに約1万5,000ケース(市場用1ケース10キロ・加工用1ケース12キロ)を出荷する計画だ。
7月11日は、早朝5時から作業を開始。同社の従業員ら6人が協力して株元からナイフで水平に切り取り、250ケース分の箱詰め作業を行った。
同社の小池成人専務取締役は「味・品質ともに良く、順調に収穫できている。適切な防除と朝獲りによる鮮度・品質保持を徹底し、多くの人においしいキャベツを届けたい」と意気込みを語った。