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初夏の果実すもも「大石早生」出荷最盛期 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 27, 2025 1:00:00 AM

JAみなみ信州管内では初夏の果実すもも「大石早生」の出荷が最盛期を迎えている。飯田市の佐藤洋子さん(68)のお宅では22日から収穫を始めた。佐藤さんは20年ほど前に夫が亡くなってから一人ですももと梨を栽培している。忙しい中でも5本の樹で大石早生の栽培を続ける佐藤さんは、「母や友人が楽しみに待ってくれているのが励み。今年も初収穫したものをさっそく届けた。喜んでもらえてうれしい」と話し、28日頃までの短期集中で収穫する。
同JA営農部によると今年は4月の気温上昇が停滞したことから開花時期が昨年より4日遅れ、小玉傾向であるものの生育は順調で食味も良いという。昨年被害が多かった「ふくろみ病」に対応し早めの防除を行うなどして、着果量がしっかり確保できているとして20トン(前年比307.6%)の出荷を予定している。昨年より3日遅い19日から始まった出荷は、今週をピークに7月5日頃まで続き、ソルダムや貴陽などすももの品種リレーが8月2日頃まで続く。
同JA営農部果実柿課すももサブチーフの後藤知輝技術員は「生産者の皆さんは病害対策をしっかりとして、手間をかけ高品質なすももをつくってくれています。甘酸っぱいすももで初夏を感じてもらいたい」と話した。