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地域のために石油製品安定供給へ JA給油所で自家用発電機稼働訓練 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 24, 2025 2:30:00 AM

JA信州諏訪の子会社株式会社あぐりライフ信州諏訪は6月19日、茅野市の同社玉川給油所で「住民拠点サービスステーション自家用発電機稼働訓練」を行った。同社員ら31人が参加。災害時にも、地域のために石油製品を安定供給できる店舗であり続けるよう、参加者全員が自家発電設備の操作方法を確認した。
同社の同給油所と原村の原村給油所、富士見町のふじみ給油所は、国の補助事業を活用し、自家発電設備を導入。災害などが原因の停電時にも継続して地域住民に給油できるガソリンスタンド「住民拠点サービスステーション」となっている。3給油所ともに自家発電設備「エンジン式緊急用発電機」「手動式緊急用可搬式ポンプ」を1台ずつ所有している。
今回は、同社本店ホームエネルギー課が、昨今の自然災害を踏まえ、人事異動等で操作方法に不安がある社員もいることから訓練を企画した。
講師は、長野精器株式会社の社員が務めた。「エンジン式緊急用発電機」は、自動車等に燃料を給油する計量機に送電するための機械。平常時は、月に1度点検を行うことも確認した。
「手動式緊急用可搬式ポンプ」は、地下タンク内の燃料油を直接吸い上げる機械。「エンジン式緊急用発電機」の稼働時、緊急車両への給油時に使用する。
参加者は2人1組になって、両機の操作方法を確認した。参加者からは「マニュアルを読んではいたものの、いざという時に操作できるか心配だったので良い機会になった」「スムーズに操作できたので自信がついた」などの感想があがった。
同課の五味利公課長は「社員皆、説明をよく見聞きし、操作を実践できていた。万が一の際、地域のために営業できる給油所であり続けたい」と決意を新たにしている。