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2025年度トルコギキョウ販売推進会議 販売高4億円を目指す | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 24, 2025 3:30:00 AM

JA上伊那花き部会トルコギキョウ専門部は6月11日、2025年度トルコギキョウ販売推進会議を伊那市のJA本所で開いた。24年度は過去最高となった23年度に並ぶ出荷本数約244万本、販売高約3億5800万円となった。25年度は品質向上にさらに力を入れ、同専門部として本数250万本、販売高4億円を目指す。
トルコギキョウは同JAの主力品目の一つ。上伊那地域で育種した耐病性品種や花型・色に特徴のある品種などのオリジナル品種が特徴。現在、オリジナル品種は50を超え、JA出荷量全体の85%以上を占める。葬儀やブライダルなどに幅広く使われ、市場からの需要も高い。
今年の出荷は例年並みの6月21日から開始。長期安定出荷を目指す同JAでは、需要が高まる盆や秋の彼岸に合わせた栽培管理に力を入れる。
会議には生産者やJA役職員、市場担当者ら約73人が出席。13市場の担当者が今年の出荷計画を確認しながら、生産者らに情勢や要望を伝えた。
市場担当者は、上伊那のトルコギキョウは近年の出荷量の増加や、高温傾向にある夏場でも品質や本数などが安定していることを評価。「花持ちがよく、多様な品種があるため使いやすく、市場での認知度が高まっている。1本でも多い出荷をお願いしたい」と求めた。
その後、生産者は栽培時の作業負担削減に向けた質問や、品種構成などについて市場担当者と意見を交わした。
同専門部の山崎正人専門部長は「昨年は夏場の高温によって出荷時の等級が下がってしまったものがある。自分の圃場にあった暑さ対策を取り入れ、目標である販売高4億円達成をみんなで目指していこう」と呼びかけた。