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JA野球部と中学生チーム「明峰クラブ」が初の交流試合 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 23, 2025 1:00:00 AM

JA信州諏訪野球部は6月17日、2025年度からスポンサーを務める諏訪郡の中学校軟式野球の地域クラブ「明峰クラブ」との交流試合を初めて行った。同部員は、学生時代に野球に打ち込んだ経験を持つベテランプレイヤー揃い。日々練習に励む生徒の姿にかつての自分を重ね、〝全力プレー〟で汗を流した。
明峰クラブは現在、茅野市・原村の中学生が所属。監督・コーチはボランティアが担う「部活動の地域展開」として運営している。今年度、将来にわたり持続可能なクラブとするため、地元企業に協力を募り、JAを含む地元企業12社が賛同。メンバーは練習試合等で、各企業のロゴなどを入れたユニホームを着用している。
今回の交流試合は、JAが「野球を頑張る生徒の力になりたい」と提案。19日のJA役職員連盟野球大会への準備を整える狙いもあった。同クラブも「自分たちより上のレベルの選手との試合は学ぶことがたくさんある。生徒はナイター試合が初めて。いつもとのボールの見え方の違いなどを経験してもらいたい」という思いから、実現した。
JAは試合前ミーティングで、折井康彦監督が「私たちと同じように、生徒も大事な大会を控えている。真剣な思いに応え、きっちりと試合をしよう」と鼓舞。全員で士気を高め、グラウンドに向かった。
試合は、JAが経験値や体格差を武器に初回から快音を響かせ、リードした。生徒は監督の指導を受けながら、各持ち場で細やかに修正を加えていった。粘りのプレーで食らいつきながら、最終回で見事に1点をもぎ取った。会場全体から盛大な拍手が送られた。
終了後、選手全員で写真撮影し、練習方法を聞いたり、将来の夢を語り合ったりするなど選手同士交流を深めた。
明峰クラブの渡辺雄一監督は「JAの皆さんは動きに無駄がなく、しっかりと打球を捉えていた。学ぶところが多い試合だった」と話した。
折井監督は「クラブの理念に大いに共感し、これからも協力したいという思い。生徒が野球を続けられる環境づくりのため、今後も応援していく」と話した。