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りんごの生育を学ぶ 菅野小学校3年生総合学習 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 20, 2025 4:00:00 AM

松本市立菅野小学校3年生は今年、総合学習の時間を使って「りんごができるまで」を学んでいる。この活動は同学年の保護者にりんごを生産する野村哲さんがいたことで実現したものだ。同氏はJA松本ハイランド野菜部会部会長をつとめ、日ごろから地域の食育活動にも目を向けている。このことを受け、同JA果実指導センター今井も活動を支援した。
6月11日、生徒84人は野村さんが所有する園地の一画で、同氏指導のもと、摘果の際の実の残し方を体験。児童は「これは取っていいのかな」「どちらが大きいと思う」などと相談しながら、一番大きな実を選り分けた。作業後には1人1本ずつ、1年間観察する木を選び、自分の名前が入ったリボンを木の幹に結んだ。
児童は「りんごが好きだけれど、どういう風におおきくなるのか知らないので次の作業も楽しみ」と期待に瞳を輝かせた。同校の内田文乃教諭は「この体験は子どもたちの要望から実現した。1年を通してりんご農家と触れ合えることは貴重な機会。松本愛を深め、将来農業に興味を持つ児童が出てきたら嬉しい」と話し、園主の野村さんは「地元特産を知り、秋には自分が大切に育てたりんごを収穫する喜びを体験してもらえたら嬉しい」と話した。
今後は、葉摘みや収穫を通してりんごの生育を学んでいく。