JA信州うえだ女性部真田支会は5月17日、JA真田地区事業部の長研修センターで、今年度2回目の「フレッシュミズ講座」を開いた。「旬のソラマメで簡単豆板醤仕込み」をテーマに、フレッシュミズ世代の女性とその子どもたち7名が参加して、全員が初めての豆板醤作りを楽しんだ。
真田支会のフレッシュミズ講座は、開催のたびに地域へ向けて募集をかけるため、リピーターはもちろん初めて参加する女性など、毎回顔ぶれに変化があり、同世代の輪づくりの場にもなっている。
この日の豆板醤作りは参加者からの要望で初めて企画し、同JAくらしの活動専門員を講師に、女性部役員が手伝いながら作業。まずソラマメの外さやをむいて豆を蒸し、薄皮を外して袋に入れ手でしっかりとつぶした。そこへ、よく混ぜておいた塩と米麹、味噌、唐辛子を加えビンに仕込んだ。持ち帰って常温で4~5カ月、発酵させる。
参加者は、外さやをむいて中のソラマメを見て一斉に、「かわいい!」「ちゃんと並んで入ってる!」と大歓声。大量のソラマメを前に外さやの外し方もだんだん手馴れて、子どものなかには「折った方が早く豆が出せるよ」と工夫する子もいた。
また、完成済みの豆板醤の味見をして、「旨味があっておいしい。自分の豆板醤も食べるのが楽しみ」「豆板醤がソラマメから作るって初めて知った。ビニール袋で潰せて、すごく手軽に作れることが学べてうれしい」と、熟成後のできあがりに期待していた。
この日は、同JAくらしの活動専門員から麹が余っても美味しく食べられる方法として「麹納豆」の作り方も紹介。試食した子どもの「麹納豆もっと食べたい」との声に、参加者は「帰りに納豆と麹を買って帰ります」と話していた。
次回は、7月に郷土食の「おやき」づくりを開催する予定だ。