県内JAの話題

介護予防教室「おたっしゃ塾」開講10年目 地域全体で介護予防の実践を | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 11, 2025 1:30:00 AM

安曇野市福祉部高齢介護課が主催する一般介護予防教室「エンジョイシニア!実践おたっしゃ塾」が11日に開講した。JAあづみ南穂高ふれあいセンターで開かれた入塾式には市内在住の約20人が参加した。

この活動は安曇野市から委託を受け、NPO法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんが受託。2013年から活動が始まり節目の10回目の開催に至った。同課と安曇野市、JA長野厚生連佐久総合病院健康管理課の3者が連携し運営する。

同塾は学習会や運動を通じて自身の介護予防を実践し、塾が修了しても塾で得た学びを地域や家庭へ持ち帰り、自主活動の拡大を目指すことが目的だ。参加者からは「認知症にならないように今からできる予防はしっかり行いたい」といった声が多く挙げられた。

同法人の池田陽子理事長は「より健康で生き生きと暮らせるようなそんな学びの場としてもらえたら」とあいさつした。

第1回目の講座では同課の管理栄養士が市の取り巻く現状を解説。地域別の高齢化の状況や介護保険制度、地域包括ケアなどに触れ「今後は介護職などの専門家だけで高齢者を支えていくのではなく、地域全体でサポートし合える地域づくりが大切になる」と話した。

同塾は9月の卒塾式までに計12回の講座を予定しており、保健師などによる健康づくり講話(フレイル予防)や体力測定、各種軽運動が行われる。