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夏秋きゅうり定植真っ只中 担い手研修制度農業研修も本格スタート | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 21, 2025 1:00:00 AM

JAみなみ信州管内では同JA野菜の主力「夏秋きゅうり」の定植作業が各地で行われている。「南信州担い手就農研修制度」の研修ほ場でも夏秋きゅうりの栽培研修が本格的にスタートし、研修生12人は14日、高森町の研修用ハウスで定植作業を行った。
今年はこの日を含め3日間で施設・露地をあわせて21アールに約1,800株を植える。研修生はホーラーでマルチに穴を空け土を掘り、苗を置き、植え付ける作業を分担し声をかけ合いながら丁寧に作業を進めた。
第8期生の和田多門さん(33)は「まずは教わったとおりにひとつひとつの作業を慎重に行っている。就農に向け不安も大きいが、他の研修生とも打ち解けてきて、協力して研修ができている。着実に成長していきたい」と話した。
研修2年目、第7期生の大原嵩穂さん(28)は「8期生に教える立場となり、行う作業の意味や重要性を改めて確認できている。研修生同士で作業の段取りを相談して、試行錯誤しながら進めている。豊作だった昨年に並ぶくらいの収量を目指したい」と話した。今後研修生らは6月上旬から収穫作業を始め、収穫、荷造り、出荷、精算までの一連の流れを実践研修していく。
同研修は同JAと管内14市町村の協働による「南信州担い手就農プロデュース」がJAに委託して行い、2年後の新規就農を目指す。専任マネージャーによる指導のもと、夏秋きゅうりと市田柿の栽培と生産工程管理の基本と基礎や農業経営に必要な知識も学びながら、研修生同士が切磋琢磨する仲間づくりにも注力する。