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特産品セルリー初出荷 71.6万ケース出荷目指す | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 20, 2025 1:30:00 AM

JA信州諏訪の主力農産物、セルリーの出荷が5月9日に茅野市で始まった。初出荷を祝いセレモニーを開催。生産者とJA役職員30人が参加した。100余年の歴史を持つ信州諏訪のセルリーを今年も安定して国内各地に届けることを確認した。25年度は11月中旬まで、716,680ケース(10キロ換算)の出荷を目指す。
同JAのセルリー出荷量は、夏場の国内に流通する9割を占めている。夏場のセルリー市場占有日本一を誇る。
この日は、茅野市の矢島敬一さん(70)がセルリーを同市のJA玉宮集荷所に出荷した。矢島さんは栽培を始めて46年目。25年度は家族3人とパートを雇いセルリーを栽培する。この日は、午前2時から収穫したセルリー121ケースを出荷した。
初出荷セレモニーは同所で開き、同JA野菜専門委員会セルリー専門部会の役員とJA役職員約30人が初出荷を祝った。集荷したセルリーの品質を確認し、販売状況を共有した。その後、セルリーを試食して初物の出来栄えを味わった。
矢島さんは「春先の寒暖差で生育に苦慮したが、初出荷を迎えることができた。おいしいセルリーを出荷できるよう今年も頑張りたい」と話した。
小平淳組合長は「JA管内のセルリー生産は100余年の歴史がある。JAは農畜産物の適正価格を推進。生産者の所得増加につながるよう事業展開する。今年もセルリーの新しい1ページが生まれることを期待する」と話した。