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家庭菜園教室 野菜づくりに向けて | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 25, 2025 2:00:00 AM

JA上伊那は4月15日、家庭菜園教室を宮田村のJA宮田支所で開いた。同教室は毎年開かれており、今年度は協同組合年という観点から、例年参加の対象となるJA生活部会員のみならず多くの方が集まり、この日は22人が参加した。JA営農指導担当職員からの説明を聞き、栽培方法や野菜作りのポイント、注意点などを確認した。
上手に野菜を栽培するには、良い土づくりから始まり、季節や環境に合った品種を選択することが大切だ。野菜づくりに適した土の状態は、「空気・土粒・水分」のバランスを良くすること。牛糞や鶏糞などの有機質肥料や、化学肥料などを土に混ぜ込むことで、通気性や保水性が良好になる。播種後は、発芽に適した温度と水分を確保するよう呼びかけた。
植物の生育に必要な肥料の三要素「窒素・リン酸・カリウム」にはそれぞれ必要な役割がある。同JA職員は「多すぎても少なすぎても生育には良くない。一度土に入れた肥料は出すことができないため、最初に入れる肥料は少なくして、後から足すなど調整すると良い」と話した。植え付け前の準備について話した後、9品種の野菜について栽培方法を説明し、それぞれポイントを確認した。
同教室の最後には、家庭菜園を楽しんでもらうためブロッコリーの苗など各2品目の苗と種が配られ、参加者は「毎年楽しみにして来ている。いろいろな野菜を作りたいがどれも大事に育てたい」と嬉しそうに話した。