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「コシヒカリ」市内トップで田植え始まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 21, 2025 4:30:00 AM

長野県内有数の米どころ、JAあづみ管内で18日、田植えが始まった。安曇野市の水稲農家、宮澤幸司さん(53)は約2haの水田に8条田植え機で15cmほどの青々とした「コシヒカリ」の苗を植え、エンジン音とともに水田には緑が広がった。昨年よりも5日ほど早いスタートで、市内ではトップを切っての田植えとなった。
JA管内では5月の大型連休のころに田植えをする農家が多いが、宮澤さんは限られた労力を有効活用するために約20年前から4月中・下旬に始めている。今年は受託分を含めて45ha分の田植えを6月上旬までに行う予定で、順調に生育すれば8月の下旬頃に稲刈りとなる見通しだ。
宮澤さんは「やっと始まったという思い。資材や米の値段は高騰しているが、生産者として美味しい米を消費者に届けたい」と意気込みを語った。
JAあづみ営農経済事業部米穀課によると、管内の苗の生育状況は平年並みで順調に作業が行われているといい、田植え作業は5月上旬にピークを迎え、6月上旬まで続く。収穫期は9月10日頃の予定。作付面積は「コシヒカリ」や「ミルキークイーン」、「風さやか」などを含め2130ha、例年並みの1万2780tの集荷を見込んでいる。