県内JAの話題

白馬村で救命スキルを学ぶ/教育旅行受入れ救命講習会を開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 17, 2025 1:00:00 AM

JA大北は、県外の小中学校の子どもたちが少人数で分宿し、農業や農村体験を行う教育旅行の受け入れに向け、緊急対応を目的とした普通救命講習会を4月16日、白馬村神城の飯田公民館で開催した。この講習会は、同JA観光課が主催し、本年度に県外や台湾から訪れる子どもたちを受け入れる白馬村内の宿泊経営者19人が参加した。講師を務めた北アルプス広域消防本部北部消防署の中村敦、栁澤俊両職員が、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使用方法を含む緊急時の対応手順を指導した。
参加者は、まず動画視聴を通じて救命処置の流れを学び、その後、男女別に分かれて心肺蘇生の手順やAEDの取り扱いを実践的に学習。一連の過程を通じて知識と技術を習得し、応急手当の重要性を再確認した。
参加者からは、「緊急時でも慌てず、周囲に助けを求める大切さを学んだ」「電極パッドの貼り方を具体的に学べた」との声が寄せられ、講習会の意義が改めて認識された。同課の古池敦課長代理は、「宿泊施設が緊急時に備え、安全な受け入れ環境を整え、日常生活でも役立つスキルを習得できたことを嬉しく思う」と講習会の成果を語った。JA大北観光課では、2025年度に関東・関西、さらに台湾から教育旅行で訪れる計8校、延べ2,400人の児童生徒を受け入れる計画があり、期間は5月から11月を予定している。