JA佐久浅間野菜専門委員会は、2025年度の生産販売目標を102億5000万円と定めた。主力品目の作期拡大と安定生産、振興品目の推進に取り組み、新たな販売企画と顧客開拓により需要の創出を図り「指名される産地」「彩ある産地」を目指す。
4月8日、小諸市のベルウィンこもろで通常総会を開催し、専門委員やJA関係者ら約50人が出席。24年度の活動報告や25年度の活動計画の2議案を承認した。
24年度は、春先の降雪の影響で出荷遅れが懸念されたがほぼ平年並みに出荷を開始。7月中旬以降は高温・干ばつ傾向と不安定な天候で、断続的な局地的豪雨が続いた。価格の推移は「物が無い時は極端に高く、多い時は極端に安い」状態だった。
25年度は、総合供給産地としての信頼確保と農家手取り向上を目指し、気象変動に負けない安定供給できる産地づくりを進め、鮮度や品質、安全性など他産地との差別化により形成した「佐久浅間ブランド」の強化と発展に取り組む。
JAの髙栁利道組合長は「近年、不安定な気候に苦しめられている。気候変動に負けない、安定供給できる産地づくりが重要。農家所得の確保を大前提とし、JAと農家が一体となって目標に向かって取り組もう」とあいさつした。