県内JAの話題

JAのお仕事を知って 小学4、5年生2372人に寄贈、将来の職業に活用 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 14, 2025 5:30:00 AM

伊那市の広告代理店アド・コマーシャル株式会社は、安曇野・大北地域の企業や団体の仕事内容を紹介する「わたしたちの街の社会見学2025年度 安曇野・大北版」を制作し、安曇野市教育委員会に寄贈した。JAあづみは、農業とくらしを支える組織として紹介されている。
冊子はB5判26Pのカラー刷りで、JAや製造業、建設業、食品加工業など15社・団体を掲載。最先端の優れた企業の取り組みを、イラストや写真で分かりやすく図鑑形式で紹介する。
冒頭ページには「ぼくのまち、わたしのまち」と題し、安曇野・大北の自然や農産物の紹介をしている。裏表紙には、現代は「ITやAI技術が進み、変化の激しい時」とし、社会で暮らす私たちに必要なのは、「変化に合わせられるチカラであり、本をきっかけに身近にある様々な会社や、社会に興味をもってほしい」と綴られている。
冊子の寄贈は2017年から始まった。掲載地域の市町村教育委員会に贈り、小学校全22校の4、5年生計2372人に1冊ずつ配り、将来の職業の参考などに活用してもらう。各地域の図書館にも寄贈する。
10日、安曇野市役所で開かれた贈呈式で、掲載団体を代表して、JAあづみの相馬和揮衛常務が、橋渡勝也教育委員長に冊子を手渡した。
相馬常務は「未来を担う子どもたちに仕事や産業、社会を学ぶ貴重な教材である。冊子を手に取った子どもたちが学びを深めることで、将来の夢や目標のきっかけになり、地域の未来が豊かになることを願う」と話した。
橋渡教育長は「子どもたちにとってふるさとであるこの地域で働く人の姿を知り、未来を大きく広げてほしい。日々の学習教材として、大切に活用させてもらい、地元理解や将来を考えるきっかけになることを期待している」と感謝の言葉を述べた。