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食糧専門委員会通常総会開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 8, 2025 1:30:00 AM

JAあづみ食糧専門委員会は3日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで令和6年度通常総会を開いた。支部の代表や役員、JA役職員ら約65名が出席し、6年度の事業報告や7年度の事業計画など3つの議案を協議、決定した。
丸山新悟専門委員会長はあいさつで「厳しい現状は続いているが、安曇野の農業が持続可能で次世代に希望を与えられるよう、力を合わせて歩みを進めていきたい」と述べた。
6年度事業報告では田植え後の低温や大雨による深水で活着が遅れたが、その後の好天により生育は概ね順調に推移した。収量は平年並みとなり白未熟粒や胴割れ米が心配されたものの極端に等級落ちすることはなく一等米比率は前年対比1.0%高い、96.7%と高温登熟の影響を最小限に抑えた品質となった。一方で集荷実績は同比7.8%減の179332俵、米や麦などの全体の販売実績は同9.6%増の39億8100万と報告した。
7年度事業計画は、情報発信のために年7回ほど発行する「稲作だより」や水田循環型農業の面積拡大、脱炭素化への取り組みなどを確認した。
また6年度水稲品質改善共進会の表彰式も合わせて行われ、最優秀賞で長野県松本農業農村支援センター所長賞に平川邦夫さん=同市穂高=を始め、10人の受賞者に賞状と記念品が贈られた。共進会は水稲の栽培品質向上を目指すため、毎年11月に開き、出品数70点を審査した。審査基準であるタンパク質やアミロース値などの食味分析値と、整粒や形質等の目視審査で上位10人を決定した。
長野県松本農業農村支援センターの北澤豊主査は「厳しい気象条件でも出品されたお米はどれも品質の高い物ばかりで、生産者の生産技術の高さを示すものばかりだった」と審査講評した。

▽最優秀賞=平川邦夫(穂高)▽優秀賞=丸山貢康(明盛)、小穴正壽(温)、藤原義則(三田)萩原秋雄(烏川)▽優良賞=小口茂(南穂高)、丸山かず子(有明)、小島正明(明盛)、望月純一(西穂高)、藤松英久(温)