県内JAの話題

南信州担い手就農研修制度第6期生7人が就農へ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 3, 2025 3:00:00 AM

JAみなみ信州と飯田下伊那14市町村が連携して行う農業の担い手づくりの取り組み「南信州・担い手就農プロデュース」は3月27日、南信州担い手就農研修制度第6期生7人の修了式を飯田市の同JA本所で開いた。2年間の研修を終えた研修生は、この春から高森町、豊丘村、喬木村でそれぞれ新規就農する。
修了式は研修生のほか、南信州農業農村支援センター職員、研修生受入行政の担当者、㈱市田柿本舗ぷらう役員、同JA役職員ら約40人が参加した。同JAの寺沢寿男組合長がひとりひとりに修了証を授与。「農業を取り巻く環境は厳しいが、JAや行政がしっかりとサポートしていく。地域とのつながりを大切に、それぞれの目標に向かい頑張ってほしい」と激励した。
東京都で会社員をしていた荒井宏之さん(29)は、祖父母の農業を継ごうと豊丘村へ移住。「若いうちから農業に携わり地域を盛り上げたい」と話した。修了式では代表してあいさつし、「多くの人から指導や助言をもらい、農業に必要な知識や技術を得られた。学びを生かし地域や農業の発展に貢献したい」と決意を述べた。
2018年から取り組む同研修制度では、同JAが推奨する「夏秋キュウリ」と「市田柿」の複合経営を中心に農業や経営の基礎を学び、2年後の独立就農を目指している。これまで第1期生~5期生22人が就農し、研修修了生が地域へ定着し安定した経営ができるよう修了後も支援を行っている。